2006年12月25日
SC杭について
さて、今日はSC杭についてです
先にも述べましたがSC杭とは、鋼管の内面にコンクリートを巻き込んだ杭です
せん断力に対する抵抗力に優れており、主に重要構造物などに震性の杭として用いられます
ただし、PHCより割高となるために杭全体をSC杭とすることはコスト的に問題があるため、地震時のモーメント分布を計算し必要な部分のみをSC杭とすることがより経済性のある施工となります
一般的に地震時のモーメントは基礎面より地中に向かい5~10mの間で最大となることが多いようで、よってその部分のみをSC杭とすることが多いようです
では、SC杭の製造工程を見てみましょう
この灰色のパイプは鋼管の中にコンクリートを入れる管となっています

コンピュータ制御でコンクリートを投入していきます
ちなみにスランプは1cm程度です
固いですね


コンクリートの投入が終わりましたら今度はお待ちかねの遠心力を掛ける作業です

専用の回転台にのっけられてぐるぐるされます
見ていたら目が回りますよ
で、できあがるとこんな感じです

コンクリートがピカピカ光ってますね
このあと、PHC杭同様専用の養生プールに入れられ蒸気養生されます
以上がSC杭の製造過程です
次回からはいよいよ本施工、既製杭沈設のお話です
お楽しみに~

先にも述べましたがSC杭とは、鋼管の内面にコンクリートを巻き込んだ杭です



一般的に地震時のモーメントは基礎面より地中に向かい5~10mの間で最大となることが多いようで、よってその部分のみをSC杭とすることが多いようです

では、SC杭の製造工程を見てみましょう

この灰色のパイプは鋼管の中にコンクリートを入れる管となっています

コンピュータ制御でコンクリートを投入していきます



コンクリートの投入が終わりましたら今度はお待ちかねの遠心力を掛ける作業です

専用の回転台にのっけられてぐるぐるされます


で、できあがるとこんな感じです

コンクリートがピカピカ光ってますね

このあと、PHC杭同様専用の養生プールに入れられ蒸気養生されます

以上がSC杭の製造過程です

次回からはいよいよ本施工、既製杭沈設のお話です

お楽しみに~

Posted by nakanaka at 16:07│Comments(1)
この記事へのコメント
地震の対策も考えて、工事しているのですね。
経済性と耐震性のバランスを計算するとなると
沖縄と本土など、地域によってバランスがかわったりしますか?
遠心力すごい。
ぐるぐるすると、ものは端っこによってピカピカになるのですね。
これで、ロールケーキはつくれないかしら?
いよいよ本施工~☆
経済性と耐震性のバランスを計算するとなると
沖縄と本土など、地域によってバランスがかわったりしますか?
遠心力すごい。
ぐるぐるすると、ものは端っこによってピカピカになるのですね。
これで、ロールケーキはつくれないかしら?
いよいよ本施工~☆
Posted by みんぐ at 2006年12月26日 22:48