確認探査
今日は杭から離れて
確認探査についてのお話です
確認探査って?はい、今回杭の施工に先立ち
磁気探査を行いました磁気探査とは地中に
不発弾などの埋設物がないかを探査する作業です当現場は埋立地である為に現在の地表面よりかなり深い位置での探査になります
つまり、爆弾がありそうな地層は埋立によりかなり下のほうになっているわけですちなみに当現場の平均の埋立層の厚みは6mです
さて、話を戻しますが、その磁気探査の結果杭を打設する
1点に怪しい反応が見つかりました磁気探査の業者によると
5インチ砲弾並みの磁気反応があるとのことマジですか
そうとわかれば早速実際に掘ってみて確認する必要がありますもし、確認せずに杭を施工し砲弾に接触すると・・・その通り爆発ですこわいこわい
その作業の様子を見てみますよう
まず6mの掘削を行うわけですので土留めが必要となりますその名の通り掘削時に周辺の土砂が崩れてこないように留める仮設材のことです
今回は計算の結果
鋼矢板Ⅳ型で長さ12mのものを用いることになりました
これがその鋼矢板Ⅳ型です
さて、これを
バイブロハンマーなるものを使い地中に打設していきます
さあ、打設が終わるとさっさっと掘ってみましょう
その途中に腹起しと呼ばれる材料も設置しますこれは鋼矢板だけでは土圧に耐えられないために、それを補強する目的で入れられます
鋼矢板の内側にちょっと見えるやつがそうです
で、所定の深度まで掘って探査します本当に砲弾でしょうか?ガクガクブルブルです
で、つ、ついに出ました異常反応の正体はこいつでした
モ、モーターこいつが犯人だったとは探査屋さんによるとおそらく米軍のもので結構古いものらしいですしかし、本物でなくて何よりでした
さあ、後は掘削した範囲を再度埋め戻し、鋼矢板の引き抜きです
これで安心して杭が沈設できますね
みなさんも、異常点とモーターには気をつけましょう