PHCパイルについて
はい、早速の更新です今回はPHCパイルの製造について紹介します前にも述べましたがPHCパイルは高強度コンクリートの杭にPC鋼線でプレスト力を与えたものですよってコンクリートの内部にはPC鋼線が入っています
では、順を追って説明しましょう
西原町のリウコンさんの工場で製作をおこなっています
これがパイルの
型枠になります
いろんな大きさがありますね今回私の工区で使用するのは
外径800㎜、最大延長15mのものです
さて、この方枠にコンクリートを入れる前に
PC鋼線の準備をしなくてはいけません
これが組みあがったPC鋼線ですくみ上げには専用の機械を使います
で、この組みあがった鋼線を枠に収め
コンクリートを入れますこれは規定量のコンクリートを投入し終わったところですちなみにコンクリートのスランプは2cmです予想よりもかなり固いためびっくりしました
その型枠に蓋をしているところです
で、蓋をされた型枠は鋼線に
プレスト力を与える為に専用のジャッキにかけられます
ぎゅーっと引っ張られています
プレスト力を与えられた後、遠心力で型枠内のコンクリートを外周に均等厚で巻くために専用の回転機に乗せられ回されます
見ていたら目が回りました
ちなみに遠心力を与える時間は径800㎜の場合
微速(43~50回転/分)で約5分、低速(86~93回転/分)で約2分、中速1(150~157回転/分)で約2分、中速2(221~229回転/分)で約2分、高速2(293~300回転/分)で約5分となっています
ぐるぐる回された後は蒸気の中に入れられ養生されます
ここが養生用のプール?です
で、このようにカバーをかけられ養生されます
そ・し・て・養生を終えた杭を取り出し型枠を脱形するとできたてほやほやのPHCパイルとご対面です
これが現場に運ばれ設置されていくわけですね
どうでしょう?普段なかなか見ることの出来ないPHCパイルの製造過程でした